和室二間続きの設計例が少ないので、若い頃に設計した物件を思い出しながら図面化してみました。
前回の例とは異なり敷地の制約がありました。江戸時代に宿場だった街区に立地しているために、間口が狭く奥行きが長い敷地です。狭いといっても無制限に広い敷地と違うと言うレベルです。
和室二間続きの多くは西側に床の間のある奥の間を設け東隣に続きの間、南側に広縁を設けています。東西方向の間口の制約があるこのケースでは南北に和室を設けています。奥の間の採光のために書院部分にトップライトを設けてあります。
このケースでは奥の間を寝室に使い、続きの間の和室を茶の間として使っています。和室二間続きの部屋を日常利用しているケースです。