四世代9人家族の住む家
四世代9人の住む家です。とはいえども寝室数が多いだけでLDKと水回りはすべて共有のシンプルな機能の家です。風土と生活に合わせた和風の外観としています。
家事動線
家事は若夫婦のお母さんが中心となってお嫁さんと義姉さんが協力して切り盛りしています。キッチンと洗面室を隣接することで炊事しながら洗濯機の様子を見ることができるようにした。キッチンの外にサンルームを設け物干しの作業もスムースにした。サンルームは物干しの機能だけではなく、勝手口の風除け、ごみ置き場など多様な用途を持たせている。
農業への配慮
農作業から帰ったらすぐに入浴できるように浴室に直行できる位置に勝手口を設けました。
車いすで利用できるトイレ
祖父母様もまだ現役で農業を営んでいます。将来のことを考えて車いす対応のトイレを用意しました。それに合わせて廊下も広く取っています。
プライバシーの確保
多世代の家ではできるだけお互いのプライバシーを確保することが重要です。1階の西側に寝室を2部屋配置しています。親世代と祖父母世代の寝室です。この寝室の上には2階を設けないのを基本に考えています。若夫婦の寝室は2階の東側。間に子供室を挟んで義姉さんの部屋。お互いができるだけ意識しないで済むことを考えています。寝室2から納戸を通ってトイレに行けるルートを設け寝室1への影響を少なくするよう配慮しています。